午前 9:00~13:00 午後 15:00~19:00 土曜 9:00~13:00 ※土曜午後・水曜・日曜・祝日は休診 |
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初診受付は終了15分前までです。
※仕事の関係等、緊急で午前9:00前の診察をご希望の方は8時台であれば対応可能な場合もあります。
医院名 |
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医療法人社団笑鯨会 なかのぶクリニック |
院長 |
富田 康弘 |
住所 |
〒142-0052 東京都品川区東中延2-10-11 3F |
診療科目 |
内科・外科・消化器内科・整形外科・リハビリテーション |
電話番号 |
03-5749-3215 (こんなよくなる3階に行こう) |
皆さん未知のウイルスが突然現れたとして、最新の情報に神経をとがらせているようですが、もともとコロナウイルスなのでその構造や性質は大方40年前の資料と変わりません。
同系列のトロウイルスは消化管が好きですし、ウマコロナウイルスは脳炎を起こすウイルスで知られています。
だから組織親和性といって眼(中枢神経)や便(消化管)からウイルスが検出されても想定内なわけです。
先日WHOから新型の潜伏期間は5~6日ではないか?と発表がありましたが、もともとコロナウイルスの潜伏期は5.5日なのでこれも従来と変わらないのです。
ただ、普通のコロナウイルスは症状消失後一般には9日間は感染性があるようなので要注意です。
この様に温故知新で先人の知識を見直していたずらに怖がらず正しく対処しましょう
一部の主張のように役に立たないのであれば、もともとマスクをする医療従事者はいません。マスクがウイルスをうつしづらいだけでなく、うつりにくいことは実験で証明されています。
サージカルマスクをした場合としない場合で、人への感染だけでなく人からの感染が80%以上防げるという信頼できる論文も出ています。それは1mのソシアルディスタンスに相当するようです。
ただし、きちんと装着している人は少ないと思います。
たいがい鼻の横か頬っぺたから隙間が見えます。裏返しの方もいます。すでに感染防御本来の機能をさておきファッション化したマスクをしている方も見受けられます。
マスクは色のついている側が表です。ノーズワイヤーの出っ張っている方が表です。白いマスクは面がつやのある防水性のあるほうが表です。裏側(口側)は呼気の水分を吸収しフィルターの帯電効果を落とさないように作られています。皺が一方向のマスクは下向きが表です。耳掛けゴムの接着部は表、裏どちらのタイプもあります。
どうせつけるなら息苦しくてもきちんとつけましょう。
また、アルコールを吹き付ければよいという人もいますが、洗ったり、アルコールを吹きかけるとマイナスに帯電したマスクが中和されて95%の性能が70%以下に落ちるともいわれます。
ウイルスをテニスボール大に拡大したとき、マスクの3mmの厚みは3kmに相当します。
通過する前にどこかにいくらかはトラップされるでしょうからまったく無駄にはなりません。 しかし、サージカルマスクは呼気により半日も帯電性が持ちませんから、日に3回くらいは交換しましょう。
目の細かいナノフィルターマスクやN95は優れていますが、顔面に密着していなければフィルターの呼吸抵抗が多い分周囲から外気が流れ込みます。フェイスシールドくらいの効果になるでしょう。装着後ただちにリークテストをお勧めします。
物に付いたウイルスは紙や布なら1日、プラスチックや鉄などつるつるした物なら3日は感染力があるようです。マスクをやむなく使いまわす方は中1日以上開けましょう。
基本的には濃厚接触で感染するようですが、最も感染性の高い麻疹、風疹、おたふくかぜでも同じ部屋で1時間以上マスクをしないでいれば感染する程度です。
インフルエンザは同様に24時間同じ部屋でマスクなしで生活すればうつる程度です。コロナウイルスはさらに感染能力は低いと言われています。
だから、コロナウイルスは町ですれ違ったくらいでは感染しないでしょうから過剰に恐れず普通にマスクをして、買い物に出かけ、待合室で待ち、病院に行く、銀行へ行く、散歩する。これらは安全でしょう。
当たり前に人前で正しくマスクをして
15分以上1m以内で話さず
外食中は黙る
これだけで感染はなくなるでしょう。
コロナウイルスに対する抗体はあっても比較的早く消えてしまうようですし、抗原検査は陽性率がまだまだ低く、的確に判断できません。
一番信頼のおけるPCR検査ですら感染後限られた日にちしか陽性に出ず、10日もすると陰転化してしまいます。
その後感染が再燃することはよくあるようです。検出量以下のウイルスが長く生存しているのでしょうか。
だから、高額を出費してまで自費で市中の医療機関で検査を行うのはいかがなものでしょうか。
感染したかもしれない人が集まるタイプの病院やクリニックに健康な人が心配なあまり検査目的に出向くのは、感染しに行くようなものです。
マスコミを中心に証拠やデーターのない話が氾濫していますのでインターネットで統計のしっかりとれた医学論文を直接読まれることをお勧めします。(閲覧サイトが大雑把な日本語に訳してくれますのでご心配なく)